力を抜く

2020年10月9日号
リライフアカデミー講師・公認心理師 花形先生


 
こんにちは、カウンセラーの花形です。
 
心も身体も、力み過ぎてガチガチに力が入った状態だと本来の力を発揮することはできません。

余計な力を抜いてリラックスして臨むことで、試験も面接も試合も演奏も、なんでも圧倒的に良い結果が得られることは皆さんもご存じでしょう。
今日はこの「力を抜く」具体的な方法を2つご紹介したいと思います。
 
1. 筋弛緩法
心身のリラクゼーションのため約100年前にアメリカの精神科医エドモンド・ジェイコブソンが開発した方法です。
「力を抜いた状態」の心地よさに気づくため、簡単なものをカウンセリングでもクライエントの皆さんに実際やっていただいています。
先ず両手のこぶしを10秒間「せーの!」でギュッと握りしめます。爪が手のひらに食い込むくらい強くギュッと、です。
10秒後に一気に脱力~。リラックスします。これを3回繰り返します。
脱力した時のホッとする解放感は半端ありません。まさに「リラックス。。。」
身体に「力を抜くってこんなに気持ちいい!」ことを理屈抜きに記憶させるのです。自分が普段いかにこんな窮屈な痛い思いを身体に心にさせていたのかにも気づけます。
これを仕事や生活で緊張してしまいそうな場面の直前にやることで、効果的にリラックスした状態を自分に準備してあげることができるようになります。
筋弛緩法の詳しくはこちらも参照してください
https://kenkousupport.kyoukaikenpo.or.jp/support/02/20151009.html

2. プカプカ法
こちらは力を抜くための花形オリジナルの方法です(笑)
ただ、水に浮く、という方法です。特に海がおススメですがプール等でもOK。
足がつくところで、仰向けになってプカプカ~と浮くだけですが、ちょっとでも心身のどこかに力が入っていると浮けずに沈んでしまうため
力を抜くトレーニングにも最適です。海に身も心も任せ、プカプカ~と浮いていると、視界に広がるのは青空のみ。
於保先生、真理子先生が仰る「宇宙と一体」になり、自分がまさに「宇宙そのもの」であることを完璧に体感できます。
でも、いつも海やプールに行けるわけではないので、自宅のお風呂でもできるアレンジ法。
浴槽にお尻をつけて座り、背中は浴槽の端によりかかります。
そして両腕と両足のひざから下の力を抜いて、プカプカ~と浮かせます。目をつぶってゆっくり呼吸に意識を向けプカプカ~。
 

これでも充分にリラックス&宇宙空間を体験できます。無条件の愛に包まれたお母さんの子宮の中でプカプカしているような絶対的な安心感。
ついつい力が入ってしまうような状況が続く今年の冬、冷え対策の長湯の際に皆さんも是非試してみてくださいね。
 
 

カウンセラー 花形