星と月

 2021年9月20日号
リライフアカデミー講師・精神保健福祉士 田中先生


 
こんにちは。リライフアカデミーの田中です。
 
突然ですが、私は両耳に一か所ずつピアスを開けているのですが、片方だけ落として失くしてしまう事が時々あります。
ピアスを開けていらっしゃる方には、あるあるとして共感していただけるかもしれませんね。
 
実はそうやって1つだけになったピアスが自宅にたくさんあるのですが、中にはお気に入りのものや、思い出の品などもあり、身に付けたいのに片方ずつ違うのはおかしいかなぁと残念に思ったりしていました。
 
ある時、そんな残ってしまった別々のピアスを付けていると、「星と月みたいですね」と声をかけて頂いた事があります。
なるほど、デザインや素材など、そんな風に見立てることもできるのかと、「失くしてしまった片割れ同士」くらいに思い込んでいた私は、「月と星モチーフ」と言う新しい価値を生み出してくれたその一言がとても新鮮で、嬉しく感じたのでした。
 
少しお話が飛躍しますが、このピアスの一件は、人間関係について改めて考えるきっかけにもなってくれました。
皆それぞれ違う価値基準を持ち100%一致することはありえないとするならば、どちらか一方の価値観やルールを採用するのではなく、片割れのピアスのようにお互いを活かせるもう一つの新しい価値観やルールを作り出していく事が大切なのですよね。
 
そしてその為には、於保先生のおっしゃる「いい加減」を知り、広く柔軟な視野を持つ心がけが大切なのだろうと思います。

 

 


 

 
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今度はなんと於保先生のお話が拝読できるなんて、本当に楽しみです。