根本療法への原点回帰

 

 
 
2021年3月8日号
於保光子 先生


 
今日のお話をする前に、とても大切だけれどつい忘れがちな、根本治療の基礎へと原点回帰してみましょう。

オボクリニックの根本治療の基本として、子供の自分(本音、感情)と大人の自分(建前、理性)の仲が良いと、病気は治るということがあります。
この仲が良いというのをわかりやすくするために、あたたかい先生と冷たい先生という例えを使います。

自分に対し、どんな生徒(どんな自分)も理解し包み込む、あたたかい先生のように在ることが大切です。

反対に、うまくいっている生徒には優しいけれど、出来ない生徒に対し厳しいことを冷たい先生と呼び、不健康な流れを生み出す構図を明確にしています。
常識や世間の目、恐れなどを象徴するのも冷たい先生の存在です。

ある動画で、まさにこの冷たい先生のことを「エゴキンマン」という風に称して、解説しているものがありました。
「あたたかい先生になっていない状況とはつまりどういうことなのか?」がとても明確になると感じるので、ぜひ聞いてみてください。
 
動画の中では、冷たい先生 または エゴキンマンがかけてくるあらゆる脅し技を紹介しています。
https://www.youtube.com/watch?v=UZ3JnI23_CM
 
随所わかりにくいところがあると思うので、動画の内容を要約しますと、
エゴキンマン(冷たい先生)は、あなたが本来の力強い存在にならないように、色々な言葉を掛けてくると言うのです。

お前だけ楽して幸せになるな、と罪悪感を持たせたり、他人と比較競争をさせて、お前ももっとがんばれ!怠けるな!と脅してきたり、もっと早く動け!間に合わないぞ、置いてかれるぞ、と焦らせたり、お前のことなんて誰もわかってくれないぞ、と孤独感に陥らせたり、世界は怖いんだぞ!と世界をお化け屋敷のように見せてきたり。。。
 
何を隠そうわたしも、これらの脅し技に7こぐらい同時にかかっていたことがよくあります(笑)
それぐらい、このエゴキンマン(冷たい先生)の脅し技は私達にとってとても身近な感覚であるといえましょう。
これらの脅し技にかかると、あらゆる苦しみが生まれます。
 
この動画で紹介されてる以上にたくさんの技がエゴキンマン(冷たい先生)にあり、人によってどの技にかかりやすいかが変わってきます。
例えば、これはほんの小さな例ですが、私は褒められると、「そうじゃない時の自分はだめなんだ」と逆にプレッシャーに感じてしまうことがありました。
これはまさに、エゴキンマン必殺「褒めを脅しに転換」技にかかっていたからだと気づきました。

褒められると、「褒められた成果をずっと出し続けなければいけないんだ」と、自分を脅してしまうのです。
せっかく褒められたのにも関わらず、そこからも苦しみを産んでしまえるエゴキンマンの力はすさまじい。
これが冷たい先生であり真実ではない!と気づければ、「どんな時の自分も大安心♡」の心へと自分をガイドしていけます。

せっかくなので、もう一つ動画を紹介したいと思います!

今Youtube大学で大人気の、オリエンタルラジオの中田敦彦さんが、有名な子育ての本について解説した動画です。

https://www.youtube.com/watch?v=6tgCRsmfLWc

私はこの動画を、「自分関係」に当てはめて観ていました。
すると、本当に面白いもので、理想的な子育ては、理想的な自分関係にもピッタリと当てはまることがわかります。
参考までにぜひご覧ください!

とにかくとても面白い概念だと思いました。あまり深く考える必要はないですが、気軽に参考までに、「冷たい先生とあたたかい先生の違い」を明確にするためのツールになればと思います。

そして、その冷たい先生の声は真実ではないこと、自分によりあたたかく、マイペースに生きるために、今日もあたたかい先生を貫くあなたの助けになれば幸いです!
 
今度の3/13に、私のオンラインセミナーがあるのですが、私のセミナーの特徴の一つとして、「講師というよりは、仲間として語る」というものがあります(笑)
 
自分自身が具体的にどんな実践をして、どんな気持ちの変化が現れたのか?そんな等身大の実体験を語って、よりわかりやすく、親近感をもって、あたたかい先生の実践方法を皆さんと共有し、疑いを勇気に変えて行けたらと願っています。
興味がある方はぜひ遊びに来てください。
 

於保光子