あなたの秋は短いですか?

2021年11月15日号
リライフアカデミー講師・公認心理師 藤田先生


 
皆さまこんにちは。今週のメルマガは、オボクリニックカウンセラーの藤田が担当させて頂きます。

まずは御礼から。
先日いらしたクライエント様から、「いつも先生のメルマガ読んでますよ」と言って頂きました。以前の記事にも書いたのですが感想はもちろん、読んでるよの一言でも、本当に嬉しく、励みになります。私にではなくても、感想を寄せてくださる皆様に心から感謝いたします。

さて、ここからは本題。11月も折り返しを迎えましたが、今回は「秋」についてのお話を紹介します。
私はクリニックの他に学校でも仕事をさせて頂いているのですが、ある生徒さんがふと、こんなことを呟きました。

「夏と冬は長いのに、春と秋はあっという間だね」

そうだね、とすんなり受け入れながらも、その感性にハッとさせられました。秋と言われれば9〜11月をイメージする自分がいたからです。皆さんはどうでしょうか。私と同じ人もいれば、暦でで決める人もいるでしょう。夏日や冬日を目安にする人も、服装の変化で決める人もいるはずです。誰にでも分かる基準を用いて、季節を定義づける。無意識でそうしている自分に気付きました。
それに比べてこの子のなんと自由なことか。
定義も常識も関係なく、ただ自分の感じるままを受け入れ、言葉にする。理解を求めることもなければ、押し付けることもない。これこそが「あるがままの自分で生きる」ということなのだと思います。

百者百様の秋があっていい。
その始まりも終わりも、自分で決めればいい。
むしろ、自分の秋は自分の中にしかない。

いつ始まりを感じ、また終わりを感じるのか。
日数としての長さではなく、その間を長く感じるのか、それとも短く感じるのか。
そうしてただ自分の感性に身を委ねることも、自分関係を良くする一歩になるはずです。
是非、自分に問いかけてみてくださいね。

「あなたの秋は短いですか?」
 
 

公認心理師・心理カウンセラー 藤田

 
 


 
 

 
ご感想ありがとうございます。以下にご紹介します。
*頂いた感想全てを掲載できないことをご了承ください。
 

 
私も秋が短いなあ〜と思っています。夏が長くなり、秋と冬がぎゅっと詰まってやってきます。しかし、今年の秋のお春日和に家庭菜園で空を見上げて青い空と雲に心が洗われました。
私は冬から春になる頃と、今頃の秋が好きですね。
寒い冬と暑い夏を通り抜けてホッとしますからね。
 


 
藤田先生のマガジンの感想です。
日本は、四季があり、どの季節も、その季節しか感じられない姿あり、素晴らしと思います。
最近は、温暖化の為に、暑いか寒いかに別れてしまっていて、四季を感じ憎くなってますね。
でも、季節の移ろいをどんな時に感じますか?との問いに、今年の夏の暑さの厳しさを我慢して、やっと涼しさを感じられた時、雲一つない、澄み切った青空を見上げると、心が豊かになり、秋だなぁと思います。
あまり、季節の変化に心がついて行ってなかったので、季節を感じて行かれるようになりたいと思いました。
 


 
最近慌しく、バックナンバーで読んでます。
秋はあっという間、だから1日が大事に思えて、余計に大好きです。
冬の寒さへの心構えもできて春を待つことができます。
 


 
「そうしてただ自分の感性に身を委ねることも、自分関係を良くする一歩になるはずです。
是非、自分に問いかけてみてくださいね。」

自分の感性に身を委ねる、いい言葉です。
何だかうれしくなってきました。
藤田先生、いつもありがとうございます。