
『影をうかべて、影比べ』
チューリップと成長、について考えた!
こんにちは。
受付めがねです。
先日、新聞で「チューリップの球根?!」というタイトルのチューリップの成長についての話を読みました。
私は知らなかったのですが、チューリップは球根から育てると翌年には花が咲きます。
しかし、種子から育てると花が咲くまでに約5年もかかるそうです。
また、球根で育てた場合には元の花と同じ色の花が咲くけれど、種子から育てると何色の花が咲くのかわからないのだそうてす。
さらに、種子から育てるときには、最初の数年は一枚だけ葉が出てきて枯れてしまいます。
これを約5年繰り返して、花が咲くための栄養を球根に溜めていき、その後芽が出てくるそうです。
私はこのチューリップの話を読んで、人間の成長と重ね合わせて、次のように考えました。
早い時期から成長の方向性が決まって成長し、それが良い結果につながっていく人もいるでしょう。
栴檀(せんだん)は双葉(ふたば)より芳(かんば)し、というように早期から才能を発揮していくような人ですね。
一方で、ゆっくりと方向性が決まり、時間をかけて成長し、それが良い結果につながるような大器晩成型の人もいるでしょう。
現代は時間の流れが早いため、早く方向性が決まり、才能を発揮して成長することを良しとしがちですが、本当は、それぞれの個性があったり、遭遇するチャンスがあったりして、それらに合わせた成長の早さがあり、ゆっくり成長してよかった、という場合もあるでしょう。
もともと球根も、種から育ったわけですから、時間をかけて、ゆっくり育つと、それぞれの本当の個性や力が開いていくものなのですね。自然の摂理とはそういうことなのだと感慨深いです。
こんなふうに思いました。
これからはチューリップの花を見る度に、このように成長について考えることになりそうです。