『影をうかべて、影比べ』
国立競技場前 東京都新宿区於保真理子 作

チューリップと成長、について考えた!

 


2024年2月26日号
オボクリニック受付 めがねさん

こんにちは。
受付めがねです。

先日、新聞で「チューリップの球根?!」というタイトルのチューリップの成長についての話を読みました。

私は知らなかったのですが、チューリップは球根から育てると翌年には花が咲きます。
しかし、種子から育てると花が咲くまでに約5年もかかるそうです。

また、球根で育てた場合には元の花と同じ色の花が咲くけれど、種子から育てると何色の花が咲くのかわからないのだそうてす。

さらに、種子から育てるときには、最初の数年は一枚だけ葉が出てきて枯れてしまいます。
これを約5年繰り返して、花が咲くための栄養を球根に溜めていき、その後芽が出てくるそうです。

私はこのチューリップの話を読んで、人間の成長と重ね合わせて、次のように考えました。

早い時期から成長の方向性が決まって成長し、それが良い結果につながっていく人もいるでしょう。
栴檀(せんだん)は双葉(ふたば)より芳(かんば)し、というように早期から才能を発揮していくような人ですね。

一方で、ゆっくりと方向性が決まり、時間をかけて成長し、それが良い結果につながるような大器晩成型の人もいるでしょう。

現代は時間の流れが早いため、早く方向性が決まり、才能を発揮して成長することを良しとしがちですが、本当は、それぞれの個性があったり、遭遇するチャンスがあったりして、それらに合わせた成長の早さがあり、ゆっくり成長してよかった、という場合もあるでしょう。

もともと球根も、種から育ったわけですから、時間をかけて、ゆっくり育つと、それぞれの本当の個性や力が開いていくものなのですね。自然の摂理とはそういうことなのだと感慨深いです。

こんなふうに思いました。

これからはチューリップの花を見る度に、このように成長について考えることになりそうです。
 
 

受付めがね