
最近は好きになってきた。
笑 顔
皆さんこんにちは。心理カウンセラーの藤田です。前回の担当は昨年11月、長く続いた暑さもようやく一段落ついた頃でしたが、今回は寒さの峠も越え春を迎えようとしており、季節の移り変わりの早さを感じています。
普段はドラマとスポーツくらいしかテレビを観ないのですが、年末は音楽特番が増えるので、様々なアーティストや楽曲を知ることが出来ました。その中でとても印象に残った曲があります。Bigfumiさんの「Life」という曲です。Bigfumiさんは宮崎県出身のシンガーソングライター。いくつもの楽曲がプロ野球選手の登場曲に起用されており、中でも「Life」は梅野隆太郎選手(阪神)、山崎福也投手(オリックス→日本ハム)、高部瑛斗選手(千葉ロッテ)に使われていたそうなので、コアな野球ファンは知っているかも知れません。
たまたま見ていたその特番でも、女性アスリートの方(どなたかは忘れてしまいました)オススメ曲として紹介されていたのですが、特に響いたのがその歌詞です。
『泣かないで 泣かないで お願いだよ笑って 君の笑顔に救われている人がいる』
初めてこの一節を聴いた時、感動で目には涙が滲んでいました。同時に、この視点で笑顔を考えたことがなかったという驚きがありました。
笑顔というと、自分が受け取る側でしか考えていませんでした。誰かの笑顔に元気や勇気を貰う。皆さんも身近な誰かの笑顔に元気づけられた経験があると思います。於保先生や真理子先生はじめクリニックのスタッフから元気を貰っている方もいるでしょう。しかし、自分の笑顔が誰かの救いになっている、自分が与える側であると意識したことはありませんでした。何か特別なことをしなくても、自分の何気ない笑顔で誰かが救われている。そう思うだけで、自分自身が少し誇らしく、価値ある存在に思えてきませんか。
もちろん自分関係はとても大切です。泣きたいときには存分に泣いてほしいです。しかし、自分が誰かに何かを与えられる人だと思うことは、自己肯定感を高めてくれます。いつも笑顔でいられなくても、それが不器用な笑顔であったとしても、いつかの自分の笑顔が誰かの元気になっていたかも知れない。そう思うだけで、私は力が湧いてくるように感じます。気になった方は、是非一度聴いてみてください。
いよいよ迎える春。お気に入りの曲で、晴れやかな気分で過ごしてみませんか。