佐渡島の風物詩〜干し柿〜
ひゃっけい さん 撮影

「●●といえば」…当たり前になっていた固定概念 

 


2024年1月16日号

少し前の話になります。
師走に入り私がお正月の準備を考えていた時のこと。

今回はおせちどうする? 少しは手作りにする?それとも全部買っちゃう?
手作りも良いけど黒豆はいつも余るんだよねー。
ふっくらした黒豆好きだけど、作るとなるとまた2日がかりとか面倒くさいよねー。

そんな自動思考が次々と頭の中をよぎり、なかなか結論が出ずにいました。
その時にふと、これは誰のためのおせちなのか疑問が湧いてきて、インナーちゃんにおせちを食べたいか尋ねると、

「 黒豆と栗きんとんは食べたい!!でも作るの大変だし、残っちゃうし、だったらそれは買って、おせちに関係なく作ったことないものを作りたい!!」…という声が上がってきました。

そこで何を作りたいか、時間があるなら作ってみたいものをイメージしてみました。

イメージする上での最大のポイントは私が食べたいもの♪
せっかく作るならインナーちゃんが喜ぶもの、ワクワクするものを作りたい!!とイメージを膨らませていくと、
自分の好物である春巻きを作ってみよう!!これだ!!と閃きました。

するとそれまでのああだこうだといったモヤモヤが一転。心の中でスーッと晴れやかな気持ちが広がっていくのを感じました。

手作りおせちは、迷わずやりたいとなった年の自分にお任せして、今回は「お正月といえばおせち」という固定概念から少し離れてみることに。
結果春巻き作りは我ながら大満足の仕上がり♪外はパリッと中はトロッと思い描いていた通りの春巻きが出来上がりました♪

作る前からインナーちゃんの声を拾えたこと。その希望を形にできたこと。
そういった完成に至るまでのプロセスも含め味わうと、美味しさも嬉しさも倍々に感じられました。

正統派のおせちも素敵だし、視点を変えたメニューも楽しい。選択肢を広げるとインナーちゃんがのびのびできますね。


リライフアカデミー 末永