嫌われることを恐れなくていい

2022年1月17日号
リライフアカデミー講師・公認心理師 花形先生


 
こんにちは。カウンセラーの花形です。
普段人と関わる中で『相手に嫌われたかな』とか『相手を怒らせたかな』とか、相手の顔色を伺ってしまうことありませんか?
今日はそんなお話です。

実はこれ全く必要ありません。
というのも、相手がどう感じるか、相手が自分をどう思うかは、相手の問題であって、自分の問題ではないからです。

自分の問題ではない、つまり自分がどうこうできることではないということです。

たしかに、円滑なコミュニケーション方法として、相手が受け取りやすい言葉で伝えるアイ・メッセージや、自他共に尊重し合えるアサーティブな交流も大切です。
ただ、自分が相手に対して適切に接しているにもかかわらず、相手が自分を嫌ったり、相手の機嫌が損なわれるのは相手の問題です。

そもそも『怒らせたかな』と思っているそのものが勘違いの可能性もありますし、実際相手がイライラしていたとしても、もしかしたら自分とは関係ないことで感情が揺れている可能性もありますよね。

そして、例え相手が自分を嫌ったのだとしても、【その人にとって】何か自分が好ましくない面があったのかもしれません。その一面だって、受け取り手が変われば好き嫌いも変わりますよね。

その理由は、相手は相手のフィルターを通して私という存在を見ているからです。
相手の捉え方は相手にしか変えることはできませんし、そのフィルターはそもそも相手の生育環境の中で少しずつ形成されたもので、相手の過去の体験や無意識的なものとリンクして、相手が気づかないところで、さまざまな感情が引き起こされている場合もあります。

こうなってくると、もう自分がどうこうできる問題ではさらにないですよね。

それに私たちは常に自分10を心がけ自分関係を大切にしているからこそ、自分の機嫌は自分で取るもの、ということを知っています。
例え相手が不機嫌な態度をこちらに向けてきたとしても、それを背負う必要もそこに対応する必要も一切ありません。
相手の機嫌を取る時間があったら、その分大切な自分がどうしたらご機嫌な気持ちになるかを考えてあげた方が良いでしょう。

つい引っ張られてしまいがちな自分と他人の境界設定を明確にして、2022年もしっかり自分を守っていきましょう。

 
 
 

 
 
ご感想ありがとうございます。以下にご紹介します。
*頂いた感想全てを掲載できないことをご了承ください。
 

 
いつもメルマガありがとうございます。
ちょうど花形先生の言葉のテーブルのメルマガや、光子先生の恐れの上に立つメルマガを読んで、復習していました。
今自分にとって必要な内容を読めて有難いです。
引き続き練習していきます。
 


 
いつも楽しみには拝見しております。今回の内容は、本当にタイムリーで、どこかで私のことを見ていましたかると思うほどぴったりの内容でした。自信を失いかけていたので、そう思わなくて良いのだ!とまた立ち返る事ができました。自分を大切にしていきます。本当にありがとうございます。
 


 
こんにちは。
今日も楽しみに拝見しました!
そしてまずは、真理子先生の写真にまたまた感動です。心の飛躍を押さえられません♪

真理子先生の~ローズガーデン~ブログでみた
アクアラインを通って千葉に来てくださった時の水仙郷の写真です。
哲外も来てくださったと知った時、超超超嬉しかったです😊💖😊

アクアラインからの富士山の写真も素敵過ぎ😆
いつか行ってみようと思います。

本当に素敵なご夫婦で羨ましい限りです…❤️
 


 
過去に虐められた体験から、他人に嫌われることがいつの間にか「自分でも気付かない恐怖」になり、自分と他人の境界線が曖昧になりがちなことに改めて気付かせて頂きました。気にするべきは他者の顔色ではなく、縁に触れて変化変容していく「子供の自分の顔色」。ここを本当に細かく細かく丁寧に、自分に優しく声をかけて、喉に刺さった小骨も微塵も見逃さず取り除くように、見てあげることだと思いました!
本当にありがとうございました。何度も何度も読み返していきたい記事になりました!
 


 
大変、勉強になりました。つい、人に対して、自分のことをどう思ってるだろうということに、神経を使ってしまう癖があります。嫌われてるのだと決めて、どうやったら、良い関係になれるだろうと考えてしまいます。
でも、嫌われてても、一切気にすることはないのですね。私は私、相手は相手の考え方があるのだから、相手がどう思ったろうと、考える必要はないのですね。そう思うと、気が楽になります。ありがとうございます。
 


 
仕事が充実してきて、色々なことが任せられるようになるとやりがいが出てくるのはもちろんですが、接する人も増えて様々なやりとりにストレスを感じることがあります。
嫌だな、ストレスだな、なんて思ったら
相手のことを考えるより
仕事を頑張って認められるよえになってきた自分を自分で自慢してみようかと思いました。
今週もいいお話が聞けて、本当に毎回毎回感謝の気持ちがいっぱいです。