「絵に描いた餅」回避方法


2023年1月16日号
リライフアカデミー講師・公認心理師 藤田先生

 
オボクリニックメルマガをご購読下さっている皆様こんにちは。今回はカウンセラーの藤田が担当させていただきます。立て続き猛威を振るった台風シーズンも終わり、ようやく秋めいて来ましたね。ということで何か秋っぽい記事をと考えながら何気なくある曲を聴き、その歌詞にハッとさせられた、今回はそんな事を書きたいと思います。
 
「もしも生まれ変わっても、また私に生まれたい。この体とこの色で生き抜いてきたんだから」
 
藤田と同世代の方はこれだけですぐ分かるかと思いますが、26年前にリリースされたポケットビスケッツのヒット曲『YELLOW YELLOW HAPPY』の1節です。もしも生まれ変わってもまた私に生まれたい。中々言える言葉では無いですよね。同時に、こう胸を張って言えることは今の自分もこれまでの自分も受け入れる、深い自己肯定でしょう。

さて、私がハッとさせられたのはこの後です。この体とこの色で生き抜いてきたんだから。色は性格とも結びつくので(この辺りは花形先生が大変詳しいので気になる方は聞いてみてくださいね)、体と性格、外見と内面合わせた自分自身と捉えることができます。その自分自身で生き抜いてきたことが重要で、そこには「うまくやれた」とか「成功した」は関係ないのだ。この歌詞からそう教えられた気がします。

たとえ理想的な今でなくとも、失敗だらけの過去であったとしても、自分を否定する材料にはならない。生き抜いてきた自分そのものに価値がある。真理子先生がよく仰る「どんな自分も1ミリも否定しない」に通ずる生き方のように思います。『YELLOW YELLOW HAPPY』の歌詞には「もっと、あなたを好きなこと伝えなくちゃ」というフレーズもありますが、このあなたは、これまで生きてきてくれた自分自身に置き換えると、自分への暖かくも力強い声掛けになるのではないでしょうか。やや強引ですが、「芸術の秋」ということにしていただけたら幸いです。
 
読者の皆様の中には、台風の被害に遭われた方もいらっしゃるかと思います。穏やかな日常が戻ること、願っております。

 
藤田

 
 


 
 

 
ご感想ありがとうございます。以下にご紹介します。
*頂いた感想全てを掲載できないことをご了承ください。
 

 
私は、良い年にしたいとは思いつつも、具体的に、何を目標にして、何をしていこうとまでは、思い浮かばないでいました。
まずは、何を目標にするのか、から考えようと思いました。
そして、行動は1つか、2つにしぼって。
良いアドバイスをありがとうございます。
 


 
今年こそ!と意気込んでいたところ、メルマガ読んで肩の力が抜けました。
自分のできること、そんなに多くないです。
やりたいことやれることから考えようと思いました。