こどもの自分を仰ぎみたい

<作者さんからのコメント> 
 
随分と長いこと私は、こどもの自分を見下ろし(みおろし)見下し(みくだし)否定しダメ出しばかりして生きてきました。
カウンセリングを受けてもうかれこれ14年になりますので、相当自分関係も良くなって来ていますが、今更の今更ですが、最近特にそう感じています。
こんなに良くなっているのに、褒め称えることもなく足りないところにばかり目がいき、ダメ出ししては反省ばかりな冷たい大人の自分に気がつかされています。
見事に花が散った後、立ち止まることなく、次々と青々と生い茂り堂々と成長し続ける木蓮の木を仰ぎ見るように、これからは偉大なこどもの自分を見つめていきたいと感じさせられた一瞬です。温かいだけじゃない尊敬もできる大人の自分になりたいです。

母の日に


2023年6月12日号
Y.Mさん
いつもオボクリニックのメールマガジンを読んでいただきありがとうございます。
『オボクリニックの広がる世界』は、今後、読者の皆様の交流の広場としても活用して行きたいと思っています。
そのため、今後、読者の方から体験の原稿を募集する予定です。その先駆けとして、今日はY.Mさんからの体験をご紹介します。どうぞお楽しみ下さい。
院長 於保哲外

 


 
 
先日、母の日だからと主人と一緒に主人の母を訪ねたときのこと。どういうわけか主人がお母さんに対し、子供の頃感じていて言えなかった不満をぶつけ、ものすごい口論になってしまいました。
 
「母さんは知的障害のある弟のことしか見てなかったよな!俺も見て欲しかったんだよ!」から始まり、とても悪い空気に。

でも私は不思議とこれは絶対大丈夫だと思え、楽観しながら私も言いたいことを言う大バトル(笑)になりました。やがて母は主人に「あんたと妹は障害がないから大丈夫だと思ってた。私も当時は心に余裕がなかったのよ。悪かったわ」と。

さらに、主人は結婚してから26年もの間、ろくに口も聞いてなかった妹さんの部屋に突然入っていき、驚く妹さんを前に「俺はお前が大好きだ。兄ちゃんだけ家を出てごめんな。弟のこともあるからお前が頼りだけれど1人で背負わなくていいからな。困ったことがあったらすぐに家にも電話しろよ」と言ったのです。

そして冷蔵庫の中の妹さんのいちご味の缶酎ハイを1本くれと頼み、部屋から出てきた妹さんは「これ甘いよ?ほんとにこれでいいの?」と嬉しそうに主人に手渡しました。

私も主人の母もあまりに驚いて言葉が出てきません。さらに、主人は折あるごとに大嫌いだと言い続けていた弟さんにも優しい言葉をかけていました。
 
こんなことほんとにはじめてです。
 
弟さんは戸惑って興奮して奇声を上げるくらいだったのですが、きっと嬉しかったんだなと思います。

 
やっとありのままの姿で家族として話ができたとの想いは私だけではなかったようで、帰り際に主人の母は好きに使いなさいとお小遣いまでくれて、たいそうご機嫌で見送ってくれました。

帰り道、主人はすっきりした顔で「今日は実家に来て良かった。言いたかったこと全部言った!大好きな妹とも話ができて本当に嬉しい。もっとちょくちょく来なきゃな」と話してくれました。

私はカウンセリングの効果を感じ、心の中で何度もバンザイです!私が本来の自分でいられるようになり安心していると本当に周りも自然と気持ち良く変化していくんだと実感しました。
 
家庭の中も穏やかになり、ケンカもできるようになって(笑)全てが一番上手くいく方へと流れ始めたと感じています。
 
先日、バイトから帰ってきた息子が「今日はなんだかみんな機嫌が良くて不気味だったよ」と言いました。私、吹いちゃいそうでした。息子の生命のベースが上がってるからだとすぐわかりました。
 
息子がいつも見慣れている風景はみんな不機嫌な世界。急に変わるとにわかには信じられないのかもしれませんね。

この何日間かは、まるで人が変わったかのようにいろいろと素直です。私もとても嬉しいです。
 

Y.M

 
 


 
随分と長いこと私は、こどもの自分を見下ろし(みおろし)見下し(みくだし)否定しダメ出しばかりして生きてきました。
との冒頭の文章がとても印象的でした。
私は幼少期に母からよく、黙っていると、なんで嫌なことは嫌!と言わないの!?と言われ、嫌!と言えば、文句は言わないの!と言われた記憶があります。
真理子先生に、思考のクセは家庭環境が大きく関わる。と聞いたことがあり、ふと思い出したのが母方の祖母の言葉です。
その時私はまだ小学生くらいだったかと思いますが、母と祖母が口論になっており、私がひと言何かを言った時に祖母から、子供は黙ってなさい!と言われました。
それがずっと心から離れなかったのですが、今ようやくどういう意味なのか、何となくわかった気がします。
母は祖母から子供は黙っていなさい!(つまり、子供のありのままののりちゃん(母の名)は黙っていなさい!)と、言われて育った結果、私にも嫌!という慶ちゃん(私の名です)の本音を押し殺す育児しかできなかったのでは??と感じました。
母も祖母もとても苦しかったのではないかと思います。ずっと、ありのままの自分を押し殺して生きてきたのだから。
その病気の流れを断ち切るために私はうつ病になったのだと感じました。
10年近く真理子先生のカウンセリングに通わせていただいて、慶ちゃんいじめをしていた当初から、大人の自分と、子供の自分が仲良く笑顔でいられることが増えたように感じます。
今はすぐそばに、娘(6歳)というお手本がいますので、日々娘に学びながら過ごしています。私自身がまず、大人の自分と子供の自分と仲良くなる!そしたら、子供のあおちゃん(娘です)と少しずつ芽生えてきた大人の娘が、ずっとずっと仲良しでいられるようになる!と決めて、今日も慶ちゃんはわがままやりたい放題に過ごしたいと思います!
 


 
いつもありがとうございます。母の日の素晴らしい思い出になりましたね。うちも長男が発達障がいで、とても神経を使いました。次男は、寂しかったことと、自分は心配かけられないと思って、思考の、強いひとになってしまい、体調不良からうつ病となり、大学休学となりました。と同時に長男も職場で厳しく指導という名のいじめにあい、退職。にっちもさっちもいかない時に親友から オボクリニックを紹介してもらいました。怒涛の四年間。カウンセリングを受けるなか、本当に自分を見つめることができ、お陰さまで二人とも大きく開くことができ、家族も底のほうから変わりつつあります。もっとあっけらかんと、生きていこうと家族で無理は承知で😆叶えたい夢もできました。まだまだ奥深い生命を感じていきたいです。いいひとがよくなっていきましょう〰️
安心大満足で😆