
<作者さんからのコメント>
ふと見上げたら、まだ夏かな〜という空でした。太陽がまぶしいですね。
今回は、広がる世界 読者のT.Uさんから、共感へのアプローチの体験をご紹介します。
どうぞお楽しみ下さい。
自分だけが感じる命の声 体験談:T.Uさん
何か嫌な感覚になり、その感覚から抜け出せないようなとき、皆さんはどうされていますか?
今日は安心の状態へ戻る方法として、私がいつも実践している自分への寄り添い方についてお話ししたいと思います。
基本はオボクリニックで教えていただいた共感・肯定です。
例えば、職場に威圧的で怖い上司がいて、会社に行きたくないという場合です。
まず、子どもの私が何かを言いに私のもとへやってくるイメージをします。(何となくのイメージです。)そして私に向かって
「怖いよ〜」
「行きたくないよ〜」「何かイヤ〜」
と伝えてきます。
大人の私は、
「そっか、怖い感じがするんだね。何か嫌な感じがするんだね。分かったよ、こっちにおいで」と、その主張をまるごと受け入れます。
それから膝の上に子どもの私をのせるイメージで、実際にゆらゆらと体をゆらします。
このとき手を胸に当てたり、自分の頭を撫でたり、ハグしたりします。ぬいぐるみを抱いて、撫でます。お母さんが赤ちゃんをあやす感じです。
少し力が抜けてきたら、子どもの私が感じている苦しい気持ちを、深い呼吸をしながら共有します。
私の場合、感情を体の感覚でとらえると、落ち着いてきます。
たとえば、胸がザワザワして喉の奥が詰まるような感覚がするとき、
「胸がザワザワして苦しいね〜、喉の奥が詰まって辛いね〜」と共感します。
気持ちが落ち着いてきたら優しく質問をします。「何かあったの?」
「そのときどう感じたの?」
「どうして、そんな気持ちになったの?」
「気付いてもらいたかった気持ちは何?」
といった質問です。
「分かってもらえなくて辛かったよ〜」
「味方になってもらえなくて心細かったよ〜」
など大人の私の冷たい思考に対する本音を伝えてもらいます。
その気持ちを共有し、その痛みに共感します。
大人の私は、
「こんなに辛かったんだね〜、ずっとひとりで辛い思いしてきたよね、ごめんね〜」と謝ります。
そして、「ちゃんと側にいて、〇〇ちゃんのこと見守っているからね。どんな感情でも一緒に感じるから、安心していいよ。
本当にごめんね〜。」と寄り添う言葉をかけます。
子どもの私の声が、何も聞こえないときもありますが、そんなときは急かすことなく、
「今は本音を伝えられない状態なんだね、それでも何にも問題ないよ、大丈夫だからね〜」
と、そのまま受け止めます。
このように、本音とは、命の深いところから湧き出てくる感情や感覚であり、これには正しいも間違っているもありません。あるのは嬉しいか嫌か、だけです。
自分だけが感じることのできる命の声を尊重し、大切に扱う生き方のことを「本音で生きる」というのではないかと思います。
本音で生きる生き方が身に付いてきて、その分、生きる事が、だんだん、楽になってきている気がします。
ご感想ありがとうございます。以下にご紹介します。
*頂いた感想全てを掲載できないことをご了承ください。
私も、共感する時、何も浮かんで来なくて、心が動かないときもあり、それで止めてしまう時があります。
でも、この体験の方のように、丁寧に、急がず、自分の気持ちに何処までも、寄り添う事が出来るかだと思いました。
大人の自分も、子どもの自分も、私の事を大事に、大事に思って、共感をしていきたいと思いました。
とてもいいアドバイスを頂けましたら。わたしも嫌な気持ちの時はいつも子供の自分に寄り添って味方になってあげたいです。実践してみます。
「自分だけが感じる命の声」なんかいい言葉だなぁと思いました。
わたしもオボクリニックで教えて頂いた内道を実践してます。それと半身浴や冷え対策を始めて7・8年になります。そのお陰と思うのですが、今年の猛暑でもクーラーつけずに過ごしています。電気代が高騰する中ですし、嬉しい限りです(^^)
教えて頂き、T・Uさんの言葉を゙お借りしますが「自分だけが感じる命の声」を゙信じ、実践するわたしって凄いね、素晴らしいね、よくやってるよ
これからも心と体を゙温めて健康になります!!