心軽やかにジャンプ
Y.S さん の作品

<作者さんからのコメント> 
私は一期一会の空や雲の写真を撮るのが好きです。まるでイルカが空をジャンプしているようなこの空と出会って、自転車を止めて撮った一枚です。心が沈んでいる時には空を見ても心が動かず、ふと暫く写真を撮っていなかったことに気付きました。この空に出会った瞬間、「嬉しい」「心軽やかにジャンプ」と感じた今の自分に感謝です。

見落としている自分の一面 


2023年8月28日号

リライフの講座ではお馴染みの認知行動療法。
様々な考え方の偏りを紹介していますが、その中の一つに『白黒思考』と呼ばれるものがあります。
『0か100か思考』とも呼ばれ、
・物事をはっきりさせないと気が済まない
・白でも黒でもないグレーな状態が許せない
・完璧主義
…といったような思考パターンです。

講座を通してこの白黒思考に自分が該当すると気づく方も多いのですが、この気づきの後に「自分は白黒思考だ」と決めつけないことも大事なポイントです。

確かに認知行動療法を学んで、自分はどうやら白黒思考らしいと気づいた。それはそれで自己理解を深める為の大きな気づきなのですが、あくまでその傾向があるという『傾向』の話となります。

例えば白黒思考の人であったとしても、天気予報で曇り(降水確率40%)となっていれば、「一応折りたたみ傘でも持っていくか。」と柔軟にグレーを受け入れられている事もあるでしょう。

となると、自分は何事もはっきりしないと気が済まない性格かと言ったら、実は全てがそうではなく。
曇りの日には、雨が降っても降らなくても仕方ないと現に思えているし、コントロールできない範疇のものを受け入れられている。
それもまた自分の一側面ですよね。

そうやって「様々なグレーやコントロールできない範疇のものを、これから先も受け入れていける。増やしていける。」そんな可能性も広がります。

色んな要素が組み合わさって『自分』という、たった一人の人間を創り上げていく。

自分自身のことを決めつけることなく多面的に見ていくと、新たな発見が生まれ、自分の中の温かい先生を育てる事にも繋がりそうですね。

リライフアカデミー 末永
 

 
 

 

ご感想ありがとうございます。以下にご紹介します。
*頂いた感想全てを掲載できないことをご了承ください。

 

 
自分のことを知るってとっても難しいです。
自分の中に温かい先生を育てるのがわかっていても今はなかなかできません。
難しいです。