親の考え・子どもの気持ち


2023年4月17日号
 リライフアカデミー講師・公認心理師 末永先生

まずは以下の動画をご覧ください。
 

 
いかがだったでしょうか?

CMでありながらも、あくまでドキュメンタリーとして親子に参加してもらったというこちらの企画。

子どもは親のことをよく見ていると言いますが、正にその通りだなとハッとするCMですね。そして私は子どもたちの健気さにグッとくるものも感じました。

ここ数年で【ラン活】という言葉も生まれるほど、ランドセル選びは一昔前とは変わってきて、機能面から色のバリエーションまで幅広い選択肢がありますが、ランドセルを毎日背負って登校するのは子ども本人。

しかし親は転ばぬ先の杖として、汚れにくい色、服とコーディネートしやすい色、男の子らしい・女の子らしい色等…良かれと思って親の価値観から口を挟み、結果本人の希望とは違うランドセルになることも多いようです。
(23年春の入学に向けランドセルを購入した保護者にアンケートを実施。ブランド、色、デザインなどを決める際、純粋に子供の意見だけで選んだ家庭は約23%/セイバン調査)


これはランドセルに限らず、他のことでも言えるのではないでしょうか。
親が望む習い事、親が望む進路、親が望む就職、親が望む結婚など。
自分事なのに主役である自分が二の次になってしまう。
そんな危機感をも考えさせられるCMだなと私は思いました。

CMの後半では自分の好きな色を選ぶ子どもたち。その目はキラキラ輝いていて、ただただ純粋に自分の好きなものに向かっていく。子ども本来の姿にこちらも笑みがこぼれますね。

もし仮に今、私がランドセルを選ぶ小さな子どもだったとしたら、
私はきっとにっこり笑ってエメラルドグリーンを選ぶことでしょう^^

皆さんがもし今、子どもだったら、どんな色のランドセルを選びますか?
 
 
 

 
ご感想ありがとうございます。以下にご紹介します。
*頂いた感想全てを掲載できないことをご了承ください。
 

 
今年まさに娘がランドセルを探し始めたところでした。幼稚園年長さんです。紫色にするってデパートにいくと色々なメーカーもあったり、機能も違うし、紫でも濃い紫、薄い紫、光沢な紫、…同じ紫でもたくさんの選択肢があるなかでつい、六年生だとちょっとこどもぽいんじゃない?とかつい口を挟んでしまい、結局下見で先日は終わりました。
買うときは本当に好きなものを選ばせてあげようと思いました。あの動画涙でした。しっかりママやパパのことが好きな色とか考えることもできる、それだけで十分ですよね。好きなランドセルを背負って小学校に行って欲しいなぁって思いました。大切なこと気づかせて頂きありがとうございます!
 


 
いつもありがとうございます✨
今回のラン活のコマーシャル、動画をみてるとき
すごく重たい気持ちになりました。
子どもに親は、押し付けそうになってるんだと。実際は、将来のことなど押し付けてきてるのではないかと。これは親としての気持ち。では子どもの私の気持ちでランドセルを選ぶなら綺麗な青空みたいな水色とか心が爽やかになる緑とかかな?一瞬、親の気持ち(理性)優先になってモヤモヤしたけど、違う違う!子どもの自分になりきればそれでいいと!なりました。
 


 
驚きと、泣きそうになりました。
親をよく見てるし、喜んでもらおうとしてる姿がいじらしい。
こんなに小さくても遠慮できるのですね。
本当に好きなのを選んでいる顔が嬉しそうで感動

大人は子供に知らず知らず押し付けているのですね
因みに私の時代は赤と黒しかなかったので、今の子供達はいいなぁ。

 


 
感動しました。涙が溢れました。いじらしさ、私も、こんな風に長男から育てたかった。私も、育ちたかった…
 


 
動画を見て、
ああ、こんなにも子どもは、親の気持ちを汲んでいるのだなあと涙がとまりませんでした。
そこには、人生のイベント毎に親の意見を尊重し、自分を押し殺して生きてきた私自身が重なって見えたのです。思わず、その辛かった悲しかった私と一緒に思い切り泣きました。
先生、私自身を抱きしめてあげられました。良い時間をありがとうございました。

 


 
子どもの習い事、大好きだから一生懸命なのだと思っていた。ある日、もうやらない、お母さんが喜ぶためにやってて疲れた、と言われてとてもショックでした。

 


 
さに心にズーンときました。私の子育ての1番の後悔です。子どもの気持ちより私の考えを一番に子育てしていました。
これから変えることで子どもはキラキラした目を取り戻してくれるでしょうか。